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| ■設計覚え書 | ||
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ハウスメーカーの初期２×４住宅の大規模リフォーム。 親子３人＋断続的に滞在されるお母様の住まい。造成地に建っており、築30年で耐震上も微妙な建物。 お母様は茶の湯と生花がご趣味で、同好のお友達同士で楽しんでおられ、お茶とお花の道具類もたくさんお持ちだ。 自然と、お母様の部屋の結構からイメージを膨らませていくことになった。既存の８帖の間を離れ的に扱い、道具庫と茶室兼寝室 に充てた。兼用室なので、使い勝手の良い４畳半台目とし、蹲踞は屋内の土間に設けている。庇内露地に見立てた土間には、玄関脇 の枝折戸から出入りできるようにして、お茶会の客の直接の出入りを可能にした。 その他の部屋は、概ね和風仕立てとしている。 特にリビングは一部を土間型式として、土足で玄関から庭、厨房、納戸へアクセスできるアクティブな構成となっている。 仕上げは、健康素材の火山灰土と桐の柿渋塗りを多用した。 耐震上は、床下にコンクリートを打ってべた基礎状に補強、耐力壁も追加して、より安心できる構造体に改善している。 | ||
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